東洋医学・代替療法ガイド



【指圧(しあつ)とは 】

指圧(しあつ)とは指圧という名の通り母指又は四指で経穴(ツボ)を押圧することを中心として圧反射により神経・筋に対して作用させることを第一義とした手技療法である。

マッサージのように筋肉をほぐすのではなく、ツボへの刺激によって、内臓の働きを活性させるのが特徴。

経穴(ツボ)への刺激が脳に伝わり、自律神経を正常に働かせるような作用が脳内で起こる。

東洋医学の基本である気の流れをスムーズにする作用もある。

慢性的な肩こり、腰痛、浮腫やストレスの解消。不眠や冷え、倦怠感が続く時に有効とされている。

日本では、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年12月20日公布)において、あん摩マッサージ指圧師免許もしくは医師免許(共に国家資格)がなければ業として、又は金品の授受が無くとも継続的に行うことはで出来ず、違反者は50万円以下の罰金である。

明治時代頃からアメリカ三大整体術と呼ばれるカイロプラクティック、オステオパシー、スポンジロセラピーが流入して、古法按摩や導引按?、活法などと融合して大正時代頃に出来上がった。

戦後、GHQによって手技療法が禁止されたが、昭和30年8月に「あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法」のあん摩があん摩(マッサージ、指圧を含む)と変更され、法律上で指圧が認められるようになった。

しかしながらその法律の名称があくまで独立した手技として認められていないため、マッサージ師、指圧師団体が立ち上がり、昭和39年6月に「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師等に関する法律」と並立名称に変更された。
(昭和45年に柔道整復師法が単独法になったためあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律となる)。

成立年代や創始者については異説はあるが指圧を確立したのは日本指圧専門学校を設立した浪越徳治郎と増永静人である。

浪越徳治郎はマリリン・モンローを治療したことにより全世界に指圧(SHIATSU)を普及させ、テレビ出演により指圧の知名度を上げることに貢献した。

日本指圧専門学校の第一期卒業生であった増永静人は経絡理論を融合して経絡指圧を確立した。
増永流の指圧はオリエンタリズムを好む欧米を中心に広まり、禅指圧と呼ばれ普及している。



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